神山医院 内科・小児科・胃腸肛門科・リハビリテーション科 075-312-4114 京都市右京区西院東淳和院町4
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■女性の尿失禁(腹圧性尿失禁の知識)

〜意外に多い女性の尿失禁〜

自分の意に反して尿が漏れてしまう尿失禁の悩みを持つ人は、中高年の女性ばかりでなく、比較的若い女性も意外に多いという報告があります。

 

■尿失禁の症状

ひと口に尿失禁といっても、その症状にはいろいろあります。尿失禁には、腹圧性失禁、切迫性失禁、溢流性失禁などに分類されます。なかでもお産の経験をもつ人や、中高年の女性に多いのが腹圧性尿失禁です。「くしゃみや咳をした時に尿がもれた」「階段を勢いよく下りた拍子に失禁した」といったように、腹圧が上昇したときにおこるこの腹圧性尿失禁は、ある日突然、自分の症状に気がつくというケースが多いようです。

■腹圧性尿失禁の原因

腹圧性尿失禁は妊娠や高齢化、あるいは肥満などの原因によって、尿道を締め付けている骨盤底筋群の筋力が弱くなって緩むため、また膀胱が下がったりするため、お腹に力が加わったときに失禁してしまうといわれています。特に女性にこの尿失禁が多いのは、男性に比べて尿道が短く、出産を経験することで膀胱を支え、尿道を締める働きをする骨盤底筋群が弱くなっていることがあげられるようです。

■腹圧性尿失禁の治療法

〜運動体操(失禁体操)〜

軽度の尿失禁の場合は自宅での体操によって効果を上げることがあるので、ぜひ試してみてください。

あお向けに寝て

@肛門の周りの筋肉をゆっくり、しかも強く締め付けて、10秒間保持する。
A次に、ゆるめる。
Bこの運動を10回くりかえす。

いすに腰をかけて

@背もたれのあるいすに座り、リラックスする。
Aそして、あお向けの姿勢で行ったように、肛門の周りの筋肉運動を行う。
B10回くりかえす。

〜薬物療法〜

尿道を締め付けている筋肉(尿道括約筋)の機能を高める薬(塩酸エフェドリンなどのα作動薬)を使用して治療します。

〜手術療法〜

運動療法や薬物療法で難しい場合は、手術療法を採用します。下がった膀胱や尿道を吊り上げ、もとの位置に戻し、正常な働きをするように手術する、などの方法があります。これらの手術は腰部麻酔で手術時間は30分から40分程度。治癒力も高く、再発しても再手術をすることが可能です。


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